鍼灸治療について

鍼灸治療

鍼灸治療は、全身にある361のツボにはり・きゅうを施術することによって疾病を治していく治療です。
また東洋医学は病気になる前の段階(未病といいます)で身体の不調を見つけて、早期治療を施し病気を予防して行くという治療(現代医学で言う0次、1次予防)です。不調には他覚的なものと自覚症状のあるものが有ります。
鍼灸治療は、各ツボにはり・きゅうを施術することによって皮膚、筋肉刺激をかえして脳へのインパルスを送り、人間のコンピュータである脳を活性化、コントロールして、自律神経の調整、免疫力を高め、血液の循環を改善し、疼痛を軽減し自然治癒力を高め、 病気を治癒させていく治療です。

一般に鍼灸治療というと、肩こり、腰痛、膝痛など運動器疾患が適応症と考えられがちですけど、それ以外にも内科・神経科・婦人科・耳鼻科・小児科・眼科疾患などに広い適応症があります。



はり・きゅう治療の適応疾患例


運動器の病気:  腰痛症・五十肩・捻挫・ムチウチ症・スポーツ障害など

神経系の病気: 坐骨神経痛・三叉神経痛・頸腕症候群・頭痛・めまいなど

消化器の病気:  胃炎・胃下垂・食欲不振・開腹手術のアフターケア・便秘・下痢など

循環器の病気:  心臓神経症・手足の冷え・しもやけなど

呼吸器の病気:  ぜんそく(特に小児喘息)・肺気腫・換気障害・かぜ症候群など

泌尿器の病気:  神経因性膀胱・尿管結石症・膀胱炎・通風など

耳鼻科の病気:  肥厚性鼻炎・メニエル病・アレルギー性鼻炎・VDT障害(パソコン障害)

婦人科の病気:  生理痛・月経不順・更年期障害・流産予防・逆子・妊娠中の健康管理など

小児科の病気:  自家中毒症・消化不良・夜尿症・夜泣き・ひきつけなど

その他の病気:  薬物の使用できない病気(妊娠時の各疾患 顔面麻痺など)・自律神経不安定症候群・ヘルペスなど

[注意]
はり・きゅう施術は特殊な治療技術ですから別に病名にこだわりません。医療機関での各種療法を伺えば愁訴を検討して治療指針がつきます。また、治療上の問題点がありましたらご相談下さい。